その他の保険 (Versicherungen) 2017年度 |
このページでの内容
家財総合保険
個人賠償責任保険
間違った先入観
住宅総合保険
弁護士保険
自動車保険
その他の保険
障害保険
法定
個人
犬保険
就業不能保険
保険料金男女平等制度
パッケージ保険
注意 - 確認者作成の義務
◎ 家財総合保険 (Haushaltsversicherung)
家具や財産に対する保険。 家具調度、書籍などの個人所有物全般がカバーされ、 火災、自然障害(落雷、雹など)、盗難及び盗難による器物破損、給排水管の水漏れに対してもカバーされる。 現金、貴重品、有価証券などについては限度額が設定される場合があるので、契約時に確認する。 |
○ 保険料金は住居面積(m2)か保険金額(60.000EURなど)でかける方法があるが、 料金は保険会社でマチマチで大体150EURから300EURまでになっている。 ガラス保険 (Glasversicherung) 窓、ドアー、家具、絵画などのガラスなどに対する追加保険。 ○ 保険料金は住居の面積(m2)を基準に30EURから50EUR位。 |
◎ 個人賠償責任保険 (Privathaftpflichtversicherung)
本人又はその家族が不注意、偶然により(つまり故意ではなく)、第三者に損害や危害を与え、法律上の損害賠償義務が 生じた場合(財産の弁償、医療費、慰謝料など)を補償してくれる保険。 ドイツではかなり利用されている保険。 |
例: ○ 他人にコーヒーやビールをかけてしまった洗濯代 ○ 他人の家具にタバコで火をつけてしまった家具代 ○ 自分の子供が第三者に怪我をさせてしまった弁償代 ○ 風呂の水があふれて、他の家に損害をかけた弁償代 ○ 家の前の雪かきを怠ったため他人が転んで怪我した医療代 など、など これらの場合は、速やかに保険会社に連絡を取る。 ○ 保険料金は対人・対物1.0mioEURで60EURから150EURとなっている。 |
<追加>
個人賠償責任保険の間違った先入観
●個人賠償責任保険をかけていない人から自分の所有物を損傷した場合は、自分の個人賠償責任保険でカバーされる。
間違い。
相手に個人的に損害賠償を請求する事になる。
●両親は必ず子供が起こした損傷には責任を持つ。
間違い。
例えその警告が壁に貼られていても、子供を充分に監視、注意する義務を怠った場合に限る。 しかし怠慢を証明するのは実際には非常に困難。
争いの場合は個人賠償責任保険が介入してくれる。
●外国でも保険はかかっている。
間違い。
そうとは限らない。 国や滞在期間にもよるので、保険証書に注意する。
●未婚ながら同棲中のパートナーも自分の個人賠償責任保険にかかっている。
間違い。
そうとは限らない。 保険証書に注意する。
◎ 住宅総合保険 (Gebaeudeversicherung)
家屋などの建築物(Gebäude)に対する保険。 火災、水道管破(Leitungswasser)、裂暴風雨、雹などの自然災害がカバーされる。 ガレージも含まれる。 上記の家財総合保険(Haushaltsversicherung)の家具や財産に対する保険に対して、住宅総合保険(Gebaeudeversicherung)は建築物に対する保険。 その他下記の自然災害(Elementarschaden)を別途に含ませる事が出来る。 浸水(Ueberwasser) 洪水(Hochwasser) 地盤沈下(Erdfall) 地すべり(Erdrutsch) 地震(Erdbeben) 雪圧による破壊(Schneedruck) 雪崩(Lawinen) これらは住宅総合保険 (Gebaeudeversicherung)のみならず、火災保険や家財総合保険(Haushaltsversicherung)などでもカバーされていないので、 別途に保険の内容を広げる必要がある。 大雨による地下室など家屋浸水は住宅総合保険でカバー出来るか? 大雨などによる浸水は住宅総合保険や家財総合保険でカバーされない。 浸水は水道管の破裂などの原因でしかカバーされない。 よって地下室を住いや事務所などに使っているので保険をかけたい場合は追加保険となる。 但し暴風雨、河川破壊による洪水、地震、家事などの自然災害は住宅総合保険でカバーされる。 地下駐車場の車は大雨の浸水によって損傷した場合は? 自動車保険の任意保険(車両保険)の一種Teilkaskoによってカバーされる。 (車のえびはら – 自動車保険参照) 雹、暴風雨による木の下敷きになった場合などの自然災害も同じくTeilkaskoによってカバーされる。 ○ 保険料金は住居の面積(m2)を基準に200EURから400EUR位。 |
◎ 弁護士保険 (Rechtsschutzversicherung)
日常生活に於いて民事的なトラブルが発生した場合、その解決のために要した弁護士費用をカバーする保険。 次の種類がある。 |
1. 交通関係に関する係争 (Verkehrsrecht - 衝突、飲酒やスピード違反など) 2. 日常生活一般に関する係争 (Privatrecht - 隣人とのトラブルなど) 3. 住居の賃貸問題に関する係争 (Mietrecht - 家主とのトラブルなど) 1から3までは個人名で保険がかかりますが、2と3は企業名では入れません。 3は非常に高くなるので、代わりに各都市にあるMieterverein(借主組合)のメンバーになる事が薦められる。 <追加> 待ち期間 - 契約からすぐに保険が有効にはならず、待ち期間があり、大体3ヶ月となっている。 保険会社よりの解約 - 契約したからといって、その保険を無限に使える訳ではない。 一年に3回以上になると、保険会社にとって経費倒れになり、解約をしてくる場合がある。 弁護士保険適用の申請 - 前以て本人か弁護士を通じて申請する必要がある。保険会社は係争の内容を調査し、 勝訴の見込みがないと判断すれば、適用を拒否する場合がある。 主な弁護士保険は ARAG Auxilia DAS HDI Roland Deurag 交通弁護士保険専門では ADAC 相談の場合は大体無料。 弁護士が必要な場合はその手続きなどを紹介してくれる。 通常本人以外に未成年の子供と結婚相手が一緒に保険がかかっている。 ○ 保険料金は保険内容によりに70EURから700EUR位。 |
◎ 自動車保険 (Kfz.-Versicherung)
明細についてはwww.EbiharaGermanCar.comの<自動車保険>をご参照下さい。 |
◎ その他の保険
障害保険 (Unfallversicherung) 生命保険 (Lebensversicherung) 掛捨型 (Risiko-Lebensversicherung) 貯蓄型 (Kapital-Lebensversicherung) 年金型 (Rentenversicherung) ◎障害保険 (Unfallversicherung) 年約3百万件の事故が発生している。 つまり3 - 4秒に毎。 交通事故、家庭内での事故、休暇中の事故、野外での事故、スポーツでの事故などなど・・・・。 それが経済上の問題を引き起こし、病院や介護などの救済が必要になるケースも多い。 2種類ある。 法定障害保険 (gesetzliche Unfallversicherung) 社会保険の一部で、医療、失業、介護保険と一緒に、雇用主が従業員のためにかける。 (トップページ別項社会保険参照) 就業中や通勤中に限定され、その仕事が原因による事故や病気の発生に対する保険。 但し原因の正当性は厳重にチェックされ、また各種の制限もあり、補償額は充分でない場合が多い。 事故が原因で一年以内に死亡した場合もこの保険から支払れるが、金額は契約内容による。 個人障害保険 (PrivatUnfallversicherung) 就業中や通勤中以外、24時間中適用され、家族、子供、独身者などをカバー出来る。 内容も各自の需要に応じて各種ある。 家族全体か、子供だけにするか、身体障害(Invaliditaet)や年金(Renten)、就業不能で収入が全部又は一部なくなった場合の日割り援助金(Tagegeld)など含めるか、死亡の場合は? スポーツ上の障害だけにするかなど・・・。 よって保険料金も違ってくるので、保険会社と各自に合う保険内容と料金を良く話し合う必要がある。 例: Einzelversicherung – 個人のみカバー Familienversicherung – 家族をカバー Kinderversicherung – 子供をカバー Seniorenversicherung – お年寄りをカバー 保険料金は保険会社、保険内容によって、年間100 – 300EUR。 ○保険料金比較はこちら <追加> 犬保険 (Hundehaftpflichtversicherung) 犬が他人に噛み付いたり、自動車事故を起こしたり、犬が起こした事故については買主に賠償責任が生じる。 事故により賠償金額が多額になる場合もあり、破産に追い込まれる事も考えられる。 その損害をカバーする保険。 州によっては犬の買主に義務付けている州もある。 更に別に 就業不能保険 (Berufsunfaehigkeitsversicherung) 1961年1月1日以前に生まれた従業員は、就業中や通勤中、その仕事が原因による事故や病気の発生により、就業が不可能になって、収入が得られなくなった場合、 法定年金保険 (Gesetzliche Rentenversicherung)よりカバーされる。 それ以降に生まれた就業員はこの保険を別途にかける必要がある。 |
<追加>
2011年より男女別の保険料金が男女平等の同じ料金で統一される。
それで男性用か女性用かどちらかが高く改正される。
保険会社は各種保険の保険料について、リスクの程度に応じて、男女に差をつけてきた。
EU委員会で、これは平等の精神に反し、各保険会社に保険料金を男女平等にするように改善を命令した。
この命令を受けて、各保険会社は新料金の体制を作成する事になった。
●生命保険(Lebensversicherung) – 男性より平均的に長生きする女性用が安かったので、女性用が将来高くなる。
●年金保険(Rentenversicherung) – 女性より平均的に寿命が短い男性用が安かったので、男性用が将来高くなる。
●医療(健康)保険(Krankenversicherung) – 病気が多い女性より男性用が安かったので、男性用が将来高くなる。
●自動車保険(Autoversicherung) – 事故が多い女性より男性用が安かったので、女性用が将来高くなる。
<改訂>
◎ パッケージ保険 (Gothaer Wohnung & Wert)
各種の保険をパッケージに一括してまとめた保険で、下記の保険を含む
家財総合保険 (Haushaltsversicherung) ガラス保険 (Glasversicherung) 個人賠償責任保険 (Privathaftpflichtversicherung) 弁護士保険 (Rechtsschutzversicherung) |
利点 保険ごとに違うバラバラの会社、担当者ではなく、全て一つの会社、一人の担当者 よって全ての手続きが一箇所に一度で全てが簡単 料金もまとめた保険で特別割引 お問い合わせはトップページの連絡先からどうぞ! 詳細は各保険項目参照 注意点: Haushaltversicherung – 家財総合保険 洪水、地すべり、豪雪被害は含まれていないので、ご希望の場合は追加保険が必要 Privathaftpflichtversicherung – 個人賠償責任保険 営業上、職業上、自営業上の失敗や過失などによる賠償責任は含まれない。 あくまで個人ベース。 Rechtsschutzversicherung – 弁護士保険 パッケージに含まれる弁護士保険には、下記の項目は含まれません。 交通に関する係争 – 但し別途料金84,03EUR/年間で追加可能 営業上、職業上、自営業上の係争 不動産及びそのローンに関する係争 下記の場合は保険金の支払いが拒否される場合があります。 故意による損害 怠慢による損害 保険加入者 保険申請者及び同居のパートナー 料金 現在523,54EUR/年間 希望で弁護士保険に交通関係係争を含ませる場合 + 84,03EUR/年間 契約開始・終了 開始は保険料金支払い後、最低一年。毎年自動更新。 解約 契約満期の3ヶ月前に解約通知。 |
<注意!>
2008年制定された法令で、保険について話し合い、相談、契約などを、保険会社や保険ブローカー(Makler)、コンサルタント会社
などとした場合、後に誤解のないように、その会社は調書(Protokoll)、つまり確認書を作成して郵送する義務がある。