ユーロ通貨の種類とデザイン |
紙幣と硬貨があります。 |
紙幣 − 5EUR 10EUR 20EUR 50EUR 100EUR 200EUR 500EUR 7種類あり、夫々色と大きさが違っています。 表示は5,00EUR 10,00EUR 又は €20,-- €50,-- €100,-- と表わします。 紙幣のデザインはユーロ加盟国の全てで共通しています。 デザインはヨーロッパの建築物を表わし、表は窓又は門が、裏は橋をあしらわれています。 ![]() デザイン
硬貨 − 1Cent 2Cent 5Cent 10Cent 20Cent 50Cent 1EUR 2EUR 硬貨の場合は、表面のデザインはユーロ加盟国の全てで共通していますが、 裏面のデザインは国ごとに異なり、独自のデザインを採用しています。 表示はセント用の特別は記号は通常使用せず 0,01EUR 0,02EUR 又は €0,20 €0,50などと表示します。 硬貨の表 ![]() 硬貨の裏 ドイツ ![]() ![]() ![]() オーストリア ![]() ![]() ![]() フランス ![]() ![]() ![]() その他イタリア、オランダ、ベルギー等、夫々独自のデザインを採用しています。 |
<追加>
ドイツでまた偽札(Blueten)が出回る!
2009年はトータルで52.200枚の偽札が押収された。 これは2008年より28%も多い。
その中で20 - 50EUR札が多く、それは100EUR札だと用心され、200EUR札は最も警戒されるのが理由の模様。
よって損害額は逆に5千万円減って約4億円となっている。
<追加>
2010年は更に増え、トータル60.000枚が出回る!
それでもヨーロッパ平均からはドイツはかなり下回っている。
偽札の殆どは50札。 コインでは偽の2EURコインが多く発見されている。
主に何処に出回っているか?
一般の人には回り難い。 主に小売店、薬局、飲食店、ガソリンスタンドなどお札を充分に検査しない所。
デパート、スーパーなどでは、レジが検査するので、出回り難い。
偽札に気付いたら、どうするか?
偽札に気付いたら、すぐに警察に届ける義務があり、そのまま使用する事は、偽札を作成したのと同じ罪が課せられる。
しかしお札は没収され代替はないので、そのまま損失になる。
偽札の見分け方:
原則的にさわる、見る、斜めにする。
紙質: グニャグニャしたものでもなく、光沢のあるスベスベしたものでもなく、しかりした感じ。
浮き彫り: やや左上に各語で小さい文字で記載されている欧州中央銀行の略名、お札の額の数字、右下のモチーフの窓と門の絵柄が浮き立っているので、
指で僅かに感触出来る。
透かし: 光を当てると左側の白紙枠に建築物の絵柄とお札の額の数字、真ん中に縦線(Sicherheitsfaden)が現れその縦線の中に小さくEUROの文字が数ヶ所に見える。
銀色膜:
20EURまでのお札には更に右短に銀色膜が貼ってあり、斜めにするとお札の額の数字かユーロのマークが出てくる。 更に裏側にはほぼ真ん中にはパール色の縦縞が現れ、
中に額の数字とユーロマークが見える。
50EUR以上のお札には裏側の右下の額の数字が斜めに見ると、紫やオリーブ色に色変わりする。

<追加(12月)>
EU加盟国27ヶ国とユーロ通貨圏17カ国
EU加盟国27ヶ国

EU加盟国27ヶ国の内、ユーロ共通通貨導入国は17ヶ国あり、まだ導入していない国はよって10カ国もある。

まだユーロ共通通貨を導入していない国10カ国の内、イギリスとデンマークは欧州連合条約の例外規定により、政府決定、議会の承認、国民投票実施などがあるまでは、独自通貨の使用が期限なしで認められている。
スウェーデンはこの例外規定は認められていないが、EUはユーロ導入を義務付けや強制する事はないと表明している。
よってこれら3カ国はすくなくとも今後しばらくは独自通貨を使用していく事になる。
イギリス - ポンド、デンマーク - クローネ、スウェーデン - クローナ。
3カ国以外の7カ国は状況条件や基準が満たされれば、直ちにユーロ通貨の導入が義務付けされている。
時期は明確に規定していない。
その他、モナコ、サンマリノ、バチカンの3カ国はEU加盟国ではないが、ユーロ通貨を使用している。
モナコはフランスと、サンマリノとバチカンはイタリアとの通貨協定を結び、欧州理事会の承認の上で許可されている。
但し独自でのユーロ紙幣の発行は禁止され、他国発行の紙幣が使用される。
またアンドラ、モンテネグロ、コソボの3国は特別な協定や承認なしに、夫々の事情によりユーロ通貨を独自判断で使用している。